君を、ずっと。【完】





小さい頃、よくすみれと遊びに来ていた公園。

今じゃもう遊具もなにもかも古くて人はいない。


そんな端っこにあるベンチに神山は腰を下ろした。



立ち竦む、私。


それをじっと見つめてくる神山。


無言な、空気。



それを壊したのは、神山だった。