君を、ずっと。【完】




「…いってくる、」


行って、どうするんだろう。

わからない。


けど、このまま神山をほっとくこともできない。




だから私は―…


「あっ…あのっ」

「は?誰よ、この女」


喧嘩中であろう二人の間に割って入っていく。


「おま…え、」


私の姿を見て驚く神山。


それもそうだよね。

私だって驚いたもん。