君を、ずっと。【完】





こんなとこでそんな大声だして、一体だれが―…


目でその声の主を追うと、その隣にいた人物に言葉が詰まる。



「な、ん…」


確かに、確かに地元は近いよ。
狭いし会うことだってあるかもしれない。



でもこの数年、一回も会わなかったじゃん。


それに今こんな話をしたときに会っちゃうなんてさ、


思っちゃうじゃん。





運命の人なんじゃないか――…って