君を、ずっと。【完】




「え?ちゃんと報告したかったからだけど」


当たり前でしょ?

と言わんばかりにどや顔でパスタを食べるすみれ。


まあ、確かに

中学の頃から、私とすみれの間に隠し事はなしっていう約束だったし

どっちかに彼氏が出来たら随時報告が当たり前、だったけどさ


今までちゃんと彼氏も連れて…なんてことなかったじゃん。


なのにいきなり―…


「まあ、それもあるんだけど。もうひとつ。岸が少し情報持ってたからさ」


フォークを置いて、水を口にするすみれ。



そして話を振られた岸君が口を開いた。