君を、ずっと。【完】





こんな関係、いつか終わりが来る。


そんなの俺自身が一番わかってる。



でもまだ、

まだ手放したくねえんだ。



スー…と寝息を立てて寝ていた時、

あいつの手が俺の髪を触るのに気が付いた。




『…好きだよ』


か細い、声で呟いて部屋を出ていく。