君を、ずっと。【完】




―――…


―…



「やっほー長澤!」

「あ、久しぶり。北村」


神山がいるなら、お酒はあまり飲みたくないと思ったが神山がいないなら別だ。

もう何杯もチューハイを頼んでは、勢いよく喉を通していた。


「めっちゃ飲むじゃん。お酒強いんだ?」

「んー、別にそんなことないよ?」

「今度一緒に飲みに行こうよ」


同い年で、確かクラスも最後だけ一緒だった。

優しくて周りからイケメンだと好評だった、北村純(キタムラジュン)


一度だけ、告白されて付き合ったことがあった。


でも確かみんなと同じ、三日で別れたんだっけね。