君を、ずっと。【完】





「だ、大丈夫っ」



見られたくない。

咄嗟に電源を切って、カバンにしまう。



「…もしかして、神山?」

小さい声で、すみれの声が聞こえる。


その言葉にただ黙ってうん…と頷く。



忘れたい、離れたい

その想いで今合コンへ来ているというのに。



こんなんじゃ…