「ここだよ」 「へえ、カラオケ…」 「そう。今回は気軽にいこうっていうのがテーマらしいよ」 「テーマって誰が…」 「まあまあ、部屋に入ればわかるわよ」 そういえばすみれのことを誘ったのは誰なんだろうか。 聞くのを忘れていたから、わからなかった。 まあけど、どうせすぐに会うことになるだろう。 そしてドアを開けたその瞬間、聞き覚えのある声が私の耳に届いてきた。