「行ってみない?同窓会」


ここまで呼び出されたんだ。

きっと引き返すのができないやり方を選んだに違いない。すみれのことだから。


「強制的、なんでしょ」


昔は寂しがり屋で私の後ばかりくっついていたくせに。

あー…いつの間にか、いろいろ抜かされちゃって、さ。


「大丈夫、私がいるし!」


今じゃもう、私がすみれの後ろをくっついて歩いているなんてね。




…時が経つの、早すぎるよ。