君を、ずっと。【完】





「そんなに見んな」


ずっと見ていたのか、はっと気が付くと神山の顔が真っ赤になっていた。



「あ、ご、ごめん」

顔を下に向けて、ぎゅっとスカートの裾を握る。



「本当は今日、バイクで来ようとしたんだけど」

「え?」

「どうせお前スカートだろうなって思ってやめといた。さすがだわ俺」



確か昔、付き合っていた時話したことがあった。