無気力王子とじれ甘同居。









「あ、おはよう祐実!」


「…おはよ〜あいちゃん」


「え、なんかめっちゃ疲れてる?」


「わかるー?」


「うん。すっごい顔してるもん」


「実はね……あ、ううん。なんでもないっ」

慌てて手をブンブンと降る。


あいちゃんは「変なのー」と言って隣の席に座った。


危ない危ない!!
松下くんのことを話すところだった!!



「ところでさ、今日からテスト勉強やるよね?」


「え?」


「え…って…渉くんと大貴と4人でテスト勉強しようねって前話したじゃん」



へ?


あ…。


そうだったけ…。


「あぁ、うん!」


「どこでやろうか?テスト期間中はどこもいっぱいだと思うし…あ、祐実の家は?」



っ?!


私の家?!


絶対絶対ダメだよ!!!


「大貴の家の方が広いし…そうしようよ」


「えーついでに同居してる子の顔も見られると思ったのにな〜」


「その子バイトしてるから大体家にはいないし…それに大貴の家は大貴のお母さんの作るケーキ付きだよ!」


私がそういうと、あいちゃんは「なにそれ楽しみ!」とワクワクし出した。



あぁ、よかったよかった…。



ん?