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「はぁーー!終わったー!!」
「お、西村さん前回よりもタイム縮んでるね!頑張った!」
「本当ですか?!よかったー…!あ、あいちゃーん!」
ゴールして額の汗を体操着で拭いてから、とっくに休憩していたあいちゃんの元へと駆け出す。
「お疲れ、祐実」
「お疲れ〜〜。あいちゃんすごいね〜ぶっちぎりだよ〜」
「それほどでも〜。あ、それよりさ、次、大貴くんのチームと松下のチームが試合みたいよ?」
「えっ」
あいちゃんは第2グラウンドでサッカーをしている男子たちを指差しながらそういった。
「へー…」
「どっちが勝つかな?」
「…さーねー」
私とあいちゃんは2人で第2グラウンドを見つめた。



