それに、松下くんの性格上
『はー?付き合ってないけどー?何祐実、俺と付き合ってるとか思ってんのー?お前はただの俺の欲求処理の道具でしかねーぞ』とか言われそうだし…。



「まぁ、祐実みたいな純粋な子に冗談言ってんのか本気でなのかわかんないあの顔でそう言う大事なこと言う松下くんもあかんけどさ〜」


「うん」


「うんって…祐実もまぁまぁすごいよ」


「うぅー。あいちゃん私どーしよ」


「どうしようって、普通に聞けばいいんじゃないの?付き合ってるよね私たちって」


っ?!


「ひぃーー!そんなこと言えないよ!」


「はぁ?チューしといて首まで舐められてんだぞ!それくらい言えるでしょーが!」


うっ…。


あいちゃんのその声がカフェテリア中に響きわたり、一斉にみんながこちらをみた。


あぁ、なんて恥ずかしいことをあんな大声で。



「…あぁ、仕方ない。祐実がきけないなら、協力してあげる。まぁ親友として、祐実の幸せは私の幸せだからね」


「あぁ、今あいちゃんの頭に天使の輪が見えるよ…」



「まかせて、私にいい案があるから」



あいちゃんはそう言ってから、ちょっとドヤ顔をした。