無気力王子とじれ甘同居。




───キーンコーンカーンコーン


テスト1日目の終了を知らせるチャイムが教室に響く。


「うぉー!終わった〜!」
「あと1日か〜」
「もう無理、頭パンクする」


クラスが一気にざわつき始め、みんな伸びをしたり席を立ち上がったりする。


松下くんは…。


あ…。


1番前の席に座ってる彼は、相当疲れたみたいで、机に顔を突っ伏したまま動かない。


お疲れ様…松下くん。


男子たちが松下くんのところに駆け寄って彼を起こそうと揺すったりくすぐったりするけど、やっぱり動かない。



掃除とHRが終われば、本日の学校は終了。


それでも、私のやるべきことはまだまだこれからなのだ。



「祐実!午後の授業ないし2人でお昼食べたあとそのまま勉強しない?」



担当の掃除場所に向かおうと教室を出ると、あいちゃんが駆け寄ってそう言った。



「あ…えっと今日は…」


「ん?あ…そっか…」


私が口ごもってると、あいちゃんが何かを察した。