「え…どういうこと?」

手に赤い日記をもっている少女は笑った。

「あははっ!ほんとに成功したよ…死んで、日記に乗り移ることができた…」

「なに、あんた…なんなの…」

「あれ?わかんない?あんた達に酷いことされたのに。」

「ほんとに…誰…」

私は怖くなって駆け出した。

「あ、逃げちゃった。ま、すぐ追いつくけどね」

「ぎゃあああ!くんな!ばけもの!」

「はぁ、ほんとにわかんないんだね、教えてあげるよ、私、由良だよ。」