「おい!お前どこ行くんだよ!」

ごめん、快斗。俺は会いたいんだ。由良に。

ガチャ

「由良!」

「…幸也くん」

「やっぱり…由良、会いたかった」

「いや!こないで…!いたい!」

僕が近づくと由良は嫌がった。
なんで…?

「幸也。そいつのことを思うなら離れろ」

「なんでだよ、快斗」

「さっきお前に悪霊を近づけないまじないをかけた。そいつの近くにいくとそいつは消滅する」

「そんな!?由良に会いたかったのに!」

「幸也くん…そのまじない解いてね」

「あ…由良…」

由良が行ってしまった。

「快斗!お前なんで…!」

「一旦落ち着け。中であのやつのことを話してくれ」