「私はすぐに物事諦めようとするっていったのに。生きることを諦めるなんて言ってない。諦めてるんでしょ?生きることを」

「そんなことは…」

「今乃亜ちゃんは焼死以外でどうにか死ぬ方法を考えてる。ばかみたい。焼死以外ありえないのに。」

「いやだ…死ぬなら、もっと綺麗に…」

「どんだけ自分の顔に自信をもってるの、気持ちわるい。」

もう、部屋にまで火が広がってる。もう、死ぬかもしれない…

「もう乃亜ちゃんつまんない。バイバイ、乃亜ちゃん」

「いや、いや…!まって…」

由良は私の部屋にマッチを落とす。火はすぐに広がって…