｢乃亜ー？いる？｣

あ、お父さんとお母さん。

｢いるよーどうかした？｣

｢ちょっとお母さん達急用できちゃって。お手伝いさんも今日は夜いないから乃亜1人だけど大丈夫？｣

｢うん、子どもじゃないんだし大丈夫｣

｢そう？じゃあ行ってくるから、戸締りよろしくね｣

｢はーい、いってらっしゃい｣

…久しぶりだな、1人の夜は。
久しぶりというかなかったかもしれない。

普段は両親がいるし、小さい頃は両親がいない時、お手伝いさんがいたし。

ちょっと怖いけど大丈夫か。
もう寝よう。

今日は疲れたな…