「それにさ…日記を燃やしても私が日記の外にいるのに、燃やしても意味無いよ?」

そっか…由良は日記に憑依というか、そういうものをしているんだ、だから、燃やすなら由良が日記に入ってる時だった…

それに、偽物を用意してるなんて…

「ふふっ乃亜ちゃん、面白いね。乃亜ちゃんが終わったから…今度は私の番ね?じゃあ、またね」

裕翔…ごめん、失敗、しちゃった…

由良に、バレてたみたい。いや、今回はバレてて良かったのかも。

仮に由良から日記を奪えたとしても由良が日記にはいっていなければ由良の呪いを繋ぎ止めるものがなくなるんだから由良が野放しになる所だった。