「あっ裕翔…」

「よっ…お前、大丈夫か?」

「うん、もう大丈夫。家で沢山泣いたから」

そういう乃亜の顔は相当ひどかった。

本当に大丈夫か…?この状況で由良の呪いのことを話しても。

でも話さないと、もし由良が乃亜の所へ行った時…

そう考えると乃亜に由良のことを話すしかなかった。

「乃亜、そこの喫茶店入ろう」

「う、うん。いいけどどうしたの?」

「大事な話…多分、お前は信じないで怒るかもしれない。やっぱ喫茶店の裏で!」

「なによ、私が喫茶店で大声だすかもってこと?」

「まぁ、そういう事だ。」

俺たちは喫茶店の裏まで行った。