「うあああああ!」

「…そんなに勢いよくこっちにきていいのかな?」

「は…?」

私の体は由良をすり抜け、

窓から落ちたのだ。

「あーあ、落ちちゃった。あ、もしかしなくてもまだ生きてる?」

「ぅ…」

「あはっ!死なないでくれてありがとう。じゃあ、このはさみでっと!」

グサッ!

「ばいばい、瑠衣ちゃん♪」


真奈…やっと会えるのかな…

乃亜、裕翔…

みんなとの思い出を思い浮かべる間もなく
由良にはさみで刺され死んだ。