「だから、本当かどうか聞きたくて……。でもどうしたらいいのかな。」
「へぇ、それを僕に聞きたいの?」
「うん。」
「僕に噂話はわからないな。本当かどうかも、聞き方も。」
そうだよね、所詮噂話だもんね。
「そうだね。変なことで時間とってごめんね。」
「でもね。」
謝った直後、緋山君を口を開いた。
「知り合いで噂好きがいて、そいつの口癖が“噂を辿ればいつか真実にたどり着く”だったよ。。」
「真実……。」
眞白先輩のことを知りたい。
いつも私を支えてくれる眞白先輩。
そんな眞白先輩を今度は私が支えたい。
「緋山君、私にもできるかな。」
「僕が分かるわけないじゃん。」
「そうだね。………よしっ!私頑張るね!!」
「うん。」
やっぱり緋山君に相談して良かった。
ちゃんと話を聞いてくれるし、私が思いつかなかった解決策まで出してくれる。
すごく助かるな………。
いつか緋山君とも秘密を共有できる時があるのかな。

ルームシェア5日目、終了。