今日は木曜日。一番疲れがたまる曜日だと思う。
きっとみんな塾とか行って眠いのだろう。
午前の授業ですら6分の1の人が夢の世界だった。
緋山君もその1人で……。
机に突っ伏している。
「緋山君、起きて。」
昨日早く寝すぎたのかな?
朝早すぎたかな?
いや、ただ単に寝たいだけ?
「…………んっ………………起きてるよ。」
「そ、そっか!」
「嘘。」
「えっ!?」
「今起きたところ。」
「嘘だったの?」
「哀川さんほど騙しやすい対象はいないからね。」
「え、そんなに騙しやすいの?」
「まぁね。」
こ、今度からもっと気をつけないと。
いつか騙されちゃうかも。
オレオレ詐欺とかあるらしいし……。
「ま、哀川さんは哀川さんらしく行けばいいんじゃない。騙されやすい哀川さんということで。」
「そ、そうだね!うん!」
私らしく頑張らないと!
「ふぁあ。眠い。」
「緋山君、大丈夫?」
「何が?」
「眠いんでしょ?倒れない?」
「僕が眠いのはいつものことだから。」
「そ、そっか。でもしっかり寝ないとダメだよ?」
「ん。」
そして午前の授業は私が言った通り、緋山君は“しっかり”寝ていた。
きっとみんな塾とか行って眠いのだろう。
午前の授業ですら6分の1の人が夢の世界だった。
緋山君もその1人で……。
机に突っ伏している。
「緋山君、起きて。」
昨日早く寝すぎたのかな?
朝早すぎたかな?
いや、ただ単に寝たいだけ?
「…………んっ………………起きてるよ。」
「そ、そっか!」
「嘘。」
「えっ!?」
「今起きたところ。」
「嘘だったの?」
「哀川さんほど騙しやすい対象はいないからね。」
「え、そんなに騙しやすいの?」
「まぁね。」
こ、今度からもっと気をつけないと。
いつか騙されちゃうかも。
オレオレ詐欺とかあるらしいし……。
「ま、哀川さんは哀川さんらしく行けばいいんじゃない。騙されやすい哀川さんということで。」
「そ、そうだね!うん!」
私らしく頑張らないと!
「ふぁあ。眠い。」
「緋山君、大丈夫?」
「何が?」
「眠いんでしょ?倒れない?」
「僕が眠いのはいつものことだから。」
「そ、そっか。でもしっかり寝ないとダメだよ?」
「ん。」
そして午前の授業は私が言った通り、緋山君は“しっかり”寝ていた。

