ワケありルームシェア

「じゃあ、またいつか来るねぇ。」
「事前に連絡をくれたら、もし仕事がなかったらいつでも歓迎します。」
「あれ?緋山君は帰らないのかい?」
帰るも何も、ここ僕の家でもあるんだけど。
「あー、僕はまだ読みかけの本があるのでそれを読んでから帰ります。途中なのがすごい嫌なんで。」
「なるほど。じゃあ、また明日な。」
「はい。」
「お邪魔しました。」




「はぁぁぁあ。」
「バ、バレなかったね。良かったぁ。」
そして玄関からリビングへ向かう途中、朝何かを言おうとしていたことを思い出す。
だけど、何かを言おうとした記憶はあるけど何を言おうとしたのかが分からない。
なんだっけ?

_______________まぁ、忘れるならどうでもいいことか。

今は気にしなくていいや。
読みかけの本を読もう。