澪月side
「ワケありって、何?」
水谷さんが言ってから、いつかは聞かれると思ってたけど実際聞かれるとなんて答えればいいか困る。
「ワケありは…………。」
ワケありは、なんだろう。
「ワケありは、ここに住んでる人たちの過去のこと、だよ。」
「過去?」
「ここには、過去に何かあった人たちが集まるの。」
ここに住める条件として、過去に何らかの出来事があったこと。
「へぇ、じゃあ、僕もワケありさんか。」
そうだ!
緋山君がここに選ばれたということは何らかの過去があったということ。
「あ、僕は何も無いから。」
「へ……?」
「どうせ、何か辛い過去がある、とか思ったんでしょ。」
「え、嘘、顔に出てた?」
「うん。」
恥ずかしい。
「あと、僕、哀川さんがどんな事情があれ気にしないから今まで通り生活して。」
「わ、分かった。」
今までの2日間でわかったこと。
緋山君は、面倒なことは避けたくて、寝起きが機嫌悪くて、でも、怖くない人。
お姉ちゃんへ。
しっかりこの体質を治します!
だから、安心してね。
「ワケありって、何?」
水谷さんが言ってから、いつかは聞かれると思ってたけど実際聞かれるとなんて答えればいいか困る。
「ワケありは…………。」
ワケありは、なんだろう。
「ワケありは、ここに住んでる人たちの過去のこと、だよ。」
「過去?」
「ここには、過去に何かあった人たちが集まるの。」
ここに住める条件として、過去に何らかの出来事があったこと。
「へぇ、じゃあ、僕もワケありさんか。」
そうだ!
緋山君がここに選ばれたということは何らかの過去があったということ。
「あ、僕は何も無いから。」
「へ……?」
「どうせ、何か辛い過去がある、とか思ったんでしょ。」
「え、嘘、顔に出てた?」
「うん。」
恥ずかしい。
「あと、僕、哀川さんがどんな事情があれ気にしないから今まで通り生活して。」
「わ、分かった。」
今までの2日間でわかったこと。
緋山君は、面倒なことは避けたくて、寝起きが機嫌悪くて、でも、怖くない人。
お姉ちゃんへ。
しっかりこの体質を治します!
だから、安心してね。

