ガチャッ 「花奈、いい子にしてた?」 扉が開く音と同時に愛らしく優しい笑みを浮かべた伊織くんが部屋に入ってくる。 「伊織くん、おかえり」 ジャラッ 私はそんな伊織くんの元へ向かおうとしたのだが、右足首に付けられた手錠によってその場から動くことができず。 あぁ、そうだ。 私はここから動けないんだ。