「私も京治のことが好きだよ。でもそれは友達としてだから。………ごめん」 真剣な声で私の想いを京治に伝える。 大切な〝友人〟だからこそ誠実に答えたい。 「うん、わかってたよ、花奈。それでも俺に、一瞬だけでも、真剣に向き合ってくれてありがとう」 京治が笑う。 愛おしそうに私を見つめて。 「…………話、終わったよね?」 見つめ合う私たちの空気をぶち壊すようにダルそうに伊織くんが話しかける。 グイッ 「……っ」 そして掴まれていた右腕を引かれて、私の体は伊織くんの方へ動いていた。