「っあ、姉様お帰りなさい。」

「ただいま、柚」

私は挨拶をしてくれた柚に近づき

チュッ

そのまま額にキスを落とした

「叔父様の学校はいかがでしたか?」

「まだ1日目だからなんとも、ただクラスがスッゴク面白い事になっていた。柚は変わりはなかった?」

「はい、体調も良好です。.....ただそろそろ樹に構って上げて下さい」

そう言いながら樹に視線を投げる柚に笑みがこぼれる。いくら温厚な柚でもさすがに瞬きひとつせずジト目で見つめられ続けるのはキツイようだった。

「樹、ケーキはどれが食べたい?」

「......ショートケーキ...」

「ん、どうぞ」

私が取り分けると

「ありがとう、姉さん」

顔を真っ赤にしてお礼を言われた。
...........本当に可愛い

「柚はどれにする?」

「モンブランをいただけますか?」

柚にモンブランを取って私はブルーベリータルトをとった。そして、私達は王様が帰ってくるまでお茶会を楽しんだ。