大好きなんてコトバいらなかったよ…。



ただそばにいるだけで愛を感じたから。



問い詰めたい日々もあったよ。



不安を消したくて、はぐらかすように



笑った日々もあったよね…?



今なにしてますか?



どんな些細な事も気になっちゃうんだ。



なにもかも見えないくらいに夢中だった。



あの日もそうだった―――…。



夢中になって、走った場所。



そこでアナタは言ったよね?



何となく分かってたんだ。



気付いてたんだ。



だけど気付かないフリをしていたの。



一年前のあの場所で…



立ち尽くして
キミの事を考えていた。



「別れてほしい。」



そのコトバに涙した夜。



だけど無駄じゃなかったよね?



アナタを好きになれたこと
後悔なんてしてないよ。



誇りに思ってもいいよね?



アナタの気持ちが離れていくのは



何となく分かってた。



だけど好きだったから…



好きだったからこそ
アナタの幸せを、ココロから願ったんだよ?



繋いだ手は離れてしまっても
温もりだけは忘れない。



“スキ”のキモチは…



あの場所に置いてきた―――…。



アタシだけが時間を進む。



いつかまた何処かで出会って
笑って“おめでとう”って言える日まで…



あのキモチは置き去りにするから…。



だからお互い、ちゃんと前見て
過ごそうね。



きっと、なにもかも無くして…



お互い思い出になってしまっても…





笑って出会える日が来るハズだから―――…。