私の秘密はね二つあるの、一つ目は名前 海 桜 私の名前は本当は泡沫(うたかた) 桜なの。海家は元々、旧海村の村長だった。だがけど泡沫=泡になるだから縁起が悪いということで海が近かったから、海と名乗るようになったの。だから 泡沫 桜 が私の本名なの。
 二つ目はこの痣、蝶々と桜の半分がずっとあるの。子供の頃から・・・だからね、お嫁にもらってくれる人なんていない。と言われ、行動も恋愛も全て縛られていた。この痣を見せると友達に気味が悪いって去っていってしまったの・・・だから友達も家族も大切にできるようにできなくなってしまった。凛君に出会ってから見せかけの強さじゃなくて一歩踏み出す力をもらった。イジメられても我慢して毅然とした態度して逆に無視して強がって見せた。だけどそんなの見せかけだった。凛君が私の心を育ててくれた、親とは分かりあえなかったけど・・・学校では強くなったよ。
 「この痣みてどう思う」「嫌いになっちゃったかな?」