女子達の真ん中に 海 桜はいた。女子からは避難や罵声を浴びせられた。毎日、陰口を叩かれたがそっと中村さんが手紙を10月上旬に渡してくれた。俺の文字だけど、凛が海さんにって言ってた言葉だこれくらいしか出来ないけどと継ぎ足すように言葉を言ってくれた。涙が溢れそうになった。中村さんが色々な事をセットしてくれたことを運転手のジイヤが教えてくれた。当然ジイヤも危険な事を承知で逢瀬の手伝いをこの爺にもさせてください。お嬢様と言ってくれた。だから、泣けなかった悔しくても刀坂 翼に手を無理矢理握られて深いな思いをしても、皆の事を思いだす。でもこの場で凛君が助けに来てくれたらな・・・・。ここからまた、手をさしのべてくれたら。と思うと少し辛い、でも乗り越えなくては。凛君がここに居ないのは私のせいでもあるのだから。突き飛ばされ、しりもちをついても立って歩いて、逃げてあの人のように強く、凛君のように本当の勇気を・・・。