僕達は何の進展も起きなかった。彼女と彼氏とはいえ格差がありすぎた。普通コースクラスの僕とエリートコース進学クラスの 海 桜では差がありすぎたのだ。
普通コースクラスがエリートコースクラスと混じって生活してないように授業のレベルもまた違うから会いもしなかった。風の便りで孤立はしてるが前より安全らしい。どうやら刀坂が周りを沈めているせいとも話しの中に含まれていた。当然、僕の彼女発言無しで・・・。
 僕は結局なにも力になれなかった。ただ守ると言い捨て彼女からコンタクトも取れないことも分かっていたのに何もできない。もしかしたら、自然消滅・・・・頭の中がグルグルしてしまう。

 後一押し、僕には苦手なことだ、どう臆病になってしまう。
 痣もあるし・・・
 
 神様は僕に何をしろと言うのだろう。
 夏の蒸し暑さの中考える・・・・。
 
 爽やかな風がふわっと僕に吹いた。教室の中に爽やかな風が吹いた。皆、涼しいと感じただろうが僕には迷ってないで歩け。
 僕の道は僕にしか開けない、何が苦手だ。迷うなら進めないだろう。と感じた。頭の中が少しだけスッキリした。