数日後、久しぶりに顔を合わせたオニイチャンからはこんなことをいわれた。

とりあえずさきにいっておきますが、我が家ではというかわたしとオニイチャン
は数日どころか数週間程度なら普通に顔を合わせないことなんて別に
あたりまえのことなのだ。

で、オニイチャンはこういってきた。

「オマエがオレのダチにケーキなんてどうした?部屋に入って
倒れそうになったよ!」
(ならタオレロ!立って歩いてるじゃないか!嘘つきメっ!)

オニイチャンはあのあと、しばらくしてから煙草屋さんから
帰ってきたんだっけ。

しかしお兄ちゃんにこころ奪われてしまったことを悟られてはならない。
どんなことがあっても、それだけは避けなければならないノダ。

しかしオニイチャンはここぞとばかりに追い打ちをかけてきた。