「そうかな?」

「うん。なんか変だよ」

わたしはその時までは特別にそんな気はしなかったのだけれど、
玲奈はどうしてもおかしいという。

そしてその日から二日後、わたしは玲奈から聞いたのだった。




「噂なんだけど、なんかうちの大学の学生が行方不明になってるらしいよ」