「まだ少し時間がある。ちょっと横にでも」
と思っているうちに思わずうたたねをしてしまったようだ。

わたしはゆっくりとベッドから上半身を起こしカーテンを開けた。

もう「あの日」から四半世紀が過ぎたのだ。