MAYBE TOMORROW

オニイチャンはなんのことかわからずポカンとしていたんだけれど
お兄ちゃんはいさいかまわずそんな相棒をなかば無理やり
楽屋に連れて行った。

そして五分もするかしないかのうちにふたりはギターを抱えて戻ってきた。

いつのまにかお店の中はわたしたちのほかは数人になっていた。

「野口、悪いけどもういちど電源入れてPA見てくれ」