MAYBE TOMORROW

「汚れっちまった悲しみに・・・・」

「しってます」

「うん」

お兄ちゃんはそううなずくとニコッと笑ってわたしを見た。
やさしい瞳。

こんなに近くで見つめられるように笑ってくれたのは
初めてのような気がする。

たったそれだけのことでこんなにも幸せな気持ちになれるものなのか。

ひとって?

そのあとは、大学に入ってからのためにずいぶん前から
アルバイトに精を出していること、そしてそれでも毎日少しはギターを
弾いてることなんかをとぎれとぎれに話してくれた。