MAYBE TOMORROW

それはお兄ちゃんは経済に興味がなくてオニイチャンは
文学に興味がないからだと。

わかったようなわからないような理屈だ。

なのでいままでもふたりで作ってきた曲はすべてお兄ちゃんの作詞らしい。
まあたしかに文学に興味のない人間に詩を書くことにはムリがあるだろう。

そんなことを考えていると玲奈なオニイチャンと漫画の話で
盛り上がってきて沙織もそこに加わりだした。

当然、残るのはわたしとお兄ちゃんだ。

「ずっと詩、書いてたんですか?」

わたしは恐る恐る訊く。