MAYBE TOMORROW

ただでさえほとんど逢えないしさびしい思いをしてるのだ。
これでプロになんかなられた日にゃ弱り目に祟り目ではないか。

そんなことを思うとにわかにお兄ちゃんがプロになることを
良しとできない自分がいることに情けなくなる。

ひとの、ましてや好きな人の成功を喜べないなんて人間として最低だ。

またまた死にたくなっちゃうじゃないか。

「その時はサイン、クダサイネ!」

玲奈は無邪気だ。でもイヤミがないから誰からも嫌われない。

オニイチャンはようやくひとつを読み終えたようだ。視線をあげて言った。

「いま、あげとこうか?」

いい気なものだ。