MAYBE TOMORROW

お兄ちゃんはそうわたしに話してくれた。

「まだ、好きなんですか?」

「そうだよ。だからね、ひとつの恋が終わったから、
じゃあ次に行こう、っていう歌じゃないんだ」

わたしはそんなふうにいうお兄ちゃんの瞳をみてると、
きっとこのひともそういうひとにちがいない、と思った。

そしてわたしも「そのようなひとになりたい」と。

「そのような人生を送りたい」と。