MAYBE TOMORROW

お兄ちゃんたちはいちど裏にひっこんだけど
すぐにみんなのところに戻ってきた。

店内はふたたびクリスマスのパーティーに戻っていたのだ。

そして思ってたとおりにナディアはお兄ちゃんのとこに飛んで行った。

あのきらきらと輝くような大きな瞳で、だ。

(ああ~なんか、死にそう~。っていうか、ホントに死んじゃうかも)

そんなわたしに横から声がした。

「まだ、つきあってるって決まったわけじゃないよ。
コマネチの片思いかもしれないし」

玲奈は強気だ。

みんなはまた賑やかに食べ物をほおばり楽しそうに話してる。