この三年間も、だらだら過ぎていくんだろうなあ。 せめて、せめて平穏な生活を送れるなら、私はそれで… 私は空を見ながら、静かに心の中で呟いていた。 「おはよ〜」 びくり、肩を跳ね上がらせて振り返る。 そこには、同じ制服を着た女の子。 視線の先には友達がいて… …ああ、当たり前ながらに私じゃなかった。