3歳からつい最近までのことが一気に蘇る。あたしの犯した過ちは一生を捧げて償っても赦されることはないだろう。



総ての始まりからもう10年過ぎた。



中学1年、13歳。

正確にはまだ誕生日がきてないから12歳。


団地の3階の冷蔵庫、洗濯機、電子レンジしかない生活感の全くない部屋に1人暮らしをしている。



中学校生活が始まってからまだ1週間。あたしは多忙な生活をしている。


新聞配達をして、

知り合いが居る病院に行き、

それから学校へ行く。

放課後は部活。

部活が終わり帰宅したらすぐに知り合いがやっているBARへ

BARでは手伝ったり色々自由にやっている。



そんな日々に疲れてはいない。

逆に楽しくて仕方がない。


だから休みの日や暇な時間は昼間はカフェをやっているBARに居る。

勉強出来る空間は勿論あたし専用のソファーに枕、タオルケットもあるし服も当たり前の様に投げ散らかっている。シャワーだってなんでって殆どここ。

実際家に帰らなくてもいいくらい。