「今までは意識してなかったけど、やっぱりナオに悪いし。オレも…一応男だから。」


チサがオレから目を逸らした。

「何で今更そんな事言うの…?シュンは幼なじみだし、男とか女とか関係無かったじゃない?」


そう言って、無理矢理笑顔を作ろうとするチサの肩を掴んだ。


「真剣に話してるんだけど?」


「シュン……?痛いよ…。」


肩を掴んだ手に力が入る。

やっぱり、チサにとってオレは幼なじみでしか無いんだ…。








「…キャッ。」


小さく漏れるチサの声。


気が付いたら、チサをベッドに押し倒してた。