梅雨に濡れるカラダ


「お父さんから話は聞いてるよ、今日は学校見学って話だったよね」

校長先生は立ち上がって深海先生を見た後にあたしを見た。

「見学は、深海先生と回ってきてくれるかい?」

今まで黙っていた深海先生が急に椅子から立ち上がった。

「なんで僕が…」

そう言って不機嫌な顔をあたしに向けた。

そんな深海先生を無視して、校長先生はあたしに話を続けた。

「心配しなくても、深海先生は素晴らしい先生だから大丈夫だよ」