梅雨に濡れるカラダ


「いくら…?」

あたしは恐る恐るお父さんに訪ねた。

お父さんは少し頭をかしげた後、意味を理解したようにこちらを見た。

「あぁ、お前がそんな事を気にしなくていいんだよ」

お父さんはそう笑って言って荷物を取りに車に戻ってしまった。

「気にしなくていいってっ…」

そんなの出来るわけないじゃん!!!

あたしはその言葉を呑み込んだ。

あたし達に苦労かけないように、この仕事を成功させるために大金を払ったの?