「それで、なずなちゃんはどうしたいの?」





え?どうしたい…?





私は少し考えてから口を開いた。





「蓮と今までみたいに普通に話したい。それに、傷つけたことをちゃんと謝りたい…あと、この謎の病もなんとかしたいかも」





「ふーん…なずなちゃんって思ってた以上に鈍感なんだね」





「え?」





そうニッコリと笑う渉くんに目をパチパチとさせた。





私が、鈍感?なんのこと?





首を傾げる私をみて、渉くんが口を開いた。





「なずなちゃんの謎の病は、幼なじみくんをみると、胸がドキドキして緊張して、それに、かっこよく見えるんだよね?」


「う、うん…」





改めて他人から言われると恥ずかしくて顔を赤くさせた。