その音はもの凄い轟音だった。銃弾の音が「ズバババ」と聞こえた。この音は戦場で一度聞いたことがある。

一瞬にして銃弾を何百発と撃ち放つ外国の武器商人が開発した『マシンガン』恐らくエドモンドはマシンガンを持ってきた。

ちょっと待てよ?マシンガンを撃ったという事はさっきの奴らは死んだ?

あたしは恐る恐る物陰から見るとそこにはさっきまで戦っていた敵の死体が転がっていた。

「・・・ッ!!」

「ヘイ小娘!このマシンガンの餌食になるね!この日本初のマシンガンの蜂の巣にしてやるね!」

自らの置かれた状況、優位な状況にいるからかエドモンドはニヤニヤする。

そう、思わず笑うさ・・・こんなとんでもない兵器があるんだから。それが普通・・・。でも、仲間も殺すことはないだろう!

「おい、お前は仲間を殺して何とも思わないのか?胸が痛まないのか?」

あたしのその発言にエドモンドは失笑する。

「ハァ?笑わせるね!あんな役立たずなんかどうでもいいね!我らの組織に必要なのは根性のある奴!知識のある奴!一芸に秀でた奴!とどのつまり我々にとって都合の良い人材ね!さっきの役立たずは我らの組織に必要のないカスね!」