ドアをメイドがゆっくりと開け部屋にいる顔は整っていて服装がとても派手な男の人に顔を向けた。
この男こそナビィ・バリー。
私の婚約者だ。
「ナビィ様、ごきげんよう。」
「カナディア!
カナディア、君は本当に美しいな!
体調を崩されたと聞いたが今はどうかな?」
婚約者だからなのか少し…、
いやお世辞だとしても馴れ馴れしいぐらいに構ってくる。
そしてどちらか王だと言いたくなる言葉遣い。
苦手と言うのが本音だ。
「少しよくなりましたわ。
ご心配ありがとうございます。」
「そうか大丈夫なのか!
よかった…。
カナディア今日来たのはな……
そろそろ結婚を考えないか?」
え?
結婚?

