最後に優弥さんは、無言で紙袋を差し出す。 蒼はありがとうとそれを受け取るものの…… 「今年は何かなぁ~」 浮かない顔をしている。 「去年はギターの弦。 一昨年はエフェクターのコード」 そんな蒼の言葉に笑ってしまった。 Fに人一倍情熱をかける優弥さんは、誕生日プレゼントまで音楽関連のものだったのだ。 だが、優弥さんは無言のまま、口元を少し歪めた。 そして、袋を開けた蒼は…… 「あれ?」 驚いた声を出す。 そして、紙袋からプレゼントを取り出した。